2008年2月28日木曜日

アル・ディメオラは高速ギター・フルピッキングマシン



アル・ディメオラ「エレガント・ジプシー」

75、6年ごろのアルバムだっかたな。このアルバムが出てから、速弾きギター=アル・ディメオラ
公式が成立した。当時は何を聞いても「速い、凄い」とかしか感じなかった。でも、改めて聞いてみると、
この人のテクニックの凄さって凄まじいこのがある。今聴いても、充分すぎるくらいの「速弾きギター」で
あるが、滑らかさを求めてるスピードではなく、ほぼ全ての音をフルピッキングするその正確さがこの
スピード感を生んでいるのだ。それも、ミスピッキングなしで、リズムも乱れもなくて、16分から、
5連音符や7連音符まで、自由自在のピッキングとフィンガリングで、陶酔の世界へと聴くものを誘います。
そして、メロディーの押しのと引きもバッチリで、超速弾きとチョーキングでのロングトーンとの絶妙の
バランス、メロディーはスパニッシュの情緒あふれる泣きべそメロディーなら、聴きこむほどに、その
世界に入り込みます。曲で言えば、激しいエレクトリックギターのナンバー「スペイン高速悪魔とのレース」
がメインとなるのでしょうが、後のスーパーギタートリオでのライブで定番となった、同じくパコ・デ・
ルシアとのアコースティックギターのデュオ「メデトリアン・サンダンス(地中海の舞踏)」が最も印象に
残るナンバーとなっている。他にも「ミッドナイトタンゴ」の妖しく切ないメロディーを甘い音色のギター
で弾いてみたり、オープニングの曲目からヤン・ハマーのシンセにケンカを打ったようなプレイをしたりと
ホントに聴き所の多いアルバムで、メロディーや曲想のバラエティーも豊かでこういうアルバムがやっぱり
名盤といわれるのでしょう。それとアル・ディメオラの強みって、速弾きだけじゃなくて、アコースティックギターの巧さのほうが際立ってるような気がします。

2008年2月24日日曜日

ディープ・パープルのハードロックの教科書



ディープパープル「マシンヘッド」

初めてディープパープルを聞いたのは、姉が夜中にラジオから録音したラジカセから流れてきた「ストレンジ・カインド・オブ。ウーマン」だった。この曲は少し日本人好みのメロディで、まだ子供だった自分でもなぜかカッコよさっていうのはわかっていた。そのあと、ライブで「ハイウィイスター」を聴いた。すぐに「ブラックナイト」や「スモーク・オン・ザ・ウォーター」がお気に入りのナンバーになった。
ディープパープルの曲はリフがまず始めにあって、覚えやすくてホントにカッコよかった。
そのころからギタリストのリーチー・ブラックモアが、その名前といい、立ち居振る舞いといい、ロックギタリストのあるべき姿として、憧れになっていった。
ロックと、アドリブで弾くギタープレイの狂気のギター。凄かった。当時はあまり映像で外国のロックバンドを見る機会がなかったけど、第3期のパープルの「カリフォルニアジャム」のフィルムが結構、上映されていて、そこでみたリッチーのギター、まさに神のごとく、ギターのネックの上を左手の指が踊っていて、「あれがロック・ギターなんだ…」と、ホントに溜息ばかりだった。(今でもそうだけどね)
このアルバムは、スタジオ盤で「ハイウィイスター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」ていう2大有名曲があるけど、「レイジー」でのハイテク3連音符のスムーズさとか、ライブでの定番「スペーストラッキン」のイアン・ギランの金属質なハイトーンヴォーカル、それとパープルには珍しいPOPな「ネヴァービフォア」や、隠れた名曲「ピクチャーズ・オブ・ホーム」や「メイビー・アイム・ア・レオ」の渋いリッチーのギター・プレイなど聴き所がいっぱいですね。まさにハードロックがはじまったアルバムです

2008年2月16日土曜日

ニルヴァーナ、90年代最高のロックスター




ニルヴァーナ「ネバー・マインド」

バンド名がすでに「涅槃」なんだから、
カート・コバーンの自殺も必然があったのかも知れないというと、
ファンの方たちは怒るだろう。

私は、70sからのロックファンなので、最初はこの「グランジ」なる音が
よくわからなかった。
だから、少し遅れてこのニルヴァーナが大物になってから、
この「グランジ」なるロックを認識することになった。つまり「乗り損ねた」というわけ。

思うに「グランジ」の音はロックの最も「骨」に近い部分の、
非常に暴力的な衝動が、具体的に音に反映されたものだと思っている。
ファッションとしてのロックではないのに、それでも「グランジ」は
ファッションとなった。
ロックスターにはなりたくなかったのに、スーパースターになってしまった
カート・コバーンそのものだと、つくづく思う。

でも、グランジっていうことじゃなくても、
このニルヴァーナのバンドとしての音は
カートの才能によるところは大きいだろうが、ずば抜けて曲がいいと思う。
また、詩もあまりにも哀しくて、パンクの暴力が暴動のようなエネルギーを
持っているのに対して、このバンドの詩は絶望の中の、最低の場所からの
生きるための最後の力での暴力、デッドラインのエレルギーを感じる。

それにしても、このギターの凄まじいディストーションは破壊という言葉そのものだ。
あまり元気のないときには、思いアルバムです。
真剣に生きなきゃっていう気持ちの時には、最高です。

2008年2月14日木曜日

ジミヘンドリックスの凄みを感じて欲しい



ジミヘンドリックス
「バンド・オブ・ジプシーズ」

ジミ・ヘンドリックスは、スタジオアルバムは、結局3枚しか出していない。
自分のバンド、エクスペリエンスを解散した後に、ジャズ系のドラマー、
バディ・マイルスとトリオのバンド「バンド・オブ・ジプシーズ」を作った。
そのライブアルバムがこのアルバムだ。

ジミはスタジオ盤こそ3枚だが、ライブアルバムの多さは同時代のミュージシャンでは、
断然多い。たぶん私の推測だが、ジミのライブを見ると、記録してその凄さを誰かに、
まだ、その現実に触れていない者に知らせなければいけない気がするのだと思う。

このアルバム「バンド・オブ・ジプシーズ」は
私が初めて買ったジミ・ヘンドリックスのLPアルバムです。
当時もアナログ盤はこれじゃなくって、サイケはジミの人形が写ってた記憶があります。
このジャケットと同じレコードもあって、それはたしか「クライ・オブ・ラブ」っていう
タイトルだった気がします。(記憶は曖昧なのだ)

このアルバムを選んだ理由は、アナログ盤ではA面の2曲がカッコいいと聞いたからだ。
そして、実際にカッコいい。いや、カッコいいじゃなくて、凄いのよ、その存在というか、
音、そのものが。リアルなんだけど、よくわからない。けど確かにそこにあるっていうことが
わかる音。ジミがギターを弾いているっていうことが感じられるっていうことです。
それも、ホントにすべて即興でやってる。感じるままにギターを弾いて、
それが音楽になっちゃうひとなんです。

カルロス・サンタナがジミ・ヘンドリックスのことを
「とびきり上等の“火星人のブルース”を弾く奴」と言ってたのを聴いて納得です。
ジミのことは、いっぱい書きたいけど、頭の中もいっぱいなので、
また小出しにして、記事書きますネ。