2008年8月29日金曜日

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、現代のカリスマ・スーパーロックグループ



レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「STADIUM ARCADIUM」

2006年のレッド・ホット・チリ・ペッパーズの現在の最新アルバム。
2枚組みで28曲、2980円のお買い得アルバムです。レッチリって好きな人は好きだけど、少し癖があるし、昔の「おバカ悪ふざけ」の印象もあって、苦手な人もいてるようです。
しかし、私は実は大好きなのです。初期の「母乳Mathers Milk」がカッコ良くて、ミクスチャーロックと言われているロックの走りだったのがこのレッチリでした。
ファズで歪ませたようなヘヴィーなギターに、スネアを高くチューニングした跳ねたドラム、ファンキーなベースと、最小限のバンド編成でありながら、個々のテクニックが相当なものなので、すごく演奏がカッコいいバンドですね。加えて、CD盤にあるボーナストラックなんかを聴くと、曲になる前のセッション風の演奏でもすごく演奏のレベルやセンスがいいのがわかります。
このアルバムは、ギターのジョン・フルシアンテ復帰後のモンスターアルバム「Californication」やその後の「グレイテストヒッツ」のアルバムでは、もっともロック的であり、また4ピースのバンド的なアルバムになっている。
 この「STADIUM ARCADIUM」のもっとも特徴的なことはとにかく、全28曲中、捨て歌が1曲もないということだろう。全28曲が全て生々しいレッチリ・ロックで素晴らしい曲になっている。とにかく曲がいいので、演奏テクニックが巧いことが目立たない。そして録音されている音自体も良いと思う。実に生生しいのだ。特にドラムとベースの音がライブで聴く音により近くなっている。ジョン・フルシアンテのギターも曲をしっかり支えているプレイで、よく聴くと相当たくさんの音がかぶさっているのだが、メロディーラインと場キングのラインが明確なので、とてもシンプルに力強く聞こえる。
 オススメはやはり1曲めの「Dani California」とそれに続く「Snow」「Charlie」、そして2枚目のラストから2曲めの「Turn It Again」の切なメロディーとジョン・フルシアンテのカッティング、それからサビで激しく弾かれるギターだろう、エンディングでは、一瞬切れてしまったかのような激しさをも思わせるすばらしい演奏だ。これこそロックのカタルシスを感じられるアルバム、通してじっくり聴く事をオススメします。

2008年8月9日土曜日

B’zのTAKの歌心溢れる名盤!



松本孝弘 「Wanna Go Home」

1992年発表のB’z松本孝弘のソロアルバム。
B’zでハードはギターを弾いているので、ソロアルバムもその路線かと思いきや、思いっきり美メロの曲重視のアルバムとなっているのが特徴。
しかし、そのTAKのテクニシャンぶりは充分発揮されているし、何よりメロディラインそのものがTAKの個性なんだと思わざるをえない好アルバムです。(この後のB’zからは洋楽パクリを批判されますが…)

タイトル曲「Wanna Go Home」は今のTAKには珍しくストラトキャスターのクリーントーンでのプレイが懐かしさを感じさせます。決して弾きすぎずに感情をくすぐります。
その後に続く「99」や「Long Distance Call」も美メロの泣き泣きギターで、すっかりセンチメンタルな気分になります。
そして「LIFE Ⅱ」ではガットギターでのテクニカルだけどキレイなメロディーのテーマに続き、ワウ半踏みのギタープレイが絡んできます。「Love Ya」では大盛り上がりの泣きのギターバラードに大黒マキのモダエ声がバックに流れます。
それから、ミュージックステーションのテーマ曲「#1090~Thousand Dreams」でファンキーにギターが歌います。ちなみに#1090はTAKがジャケットで持っているストラトキャスターのシリアルナンバーだそうです。1954製のヴィンテージ、結構初期型です。
Takのソロアルバムは結構、ハードなものが多いですが、このアルバムはB’zが苦手な人でも、女性が好みそうなメロディなので、クルマに一枚積んどけばまちがいないですよ!特に雨の日に似合います。