
ジェフ・ベック「ジェフベック・ウィズ・ヤンハマー・グループ・ライブ」
1977年発表のライブアルバム。そしてジェフ・ベック唯一の公式ライブアルバムでもある。
当時はヤンハマーのグループに加入して、お互いのレパートリーを演奏するようなツアーでのライブだったと記憶している。そしてギターインストとして「BLOW BY BLOW」「WIRED」と立て続けに名盤を発表した後のライブ盤で、FMラジオでは結構特集が組まれていた。曲目は「BLOW BY BLOW」から「FREEWAY JAM」「SHE’S A WOMAN」「SCATTERBRAIN」の3曲、そして「WIRED」からは「BLUE WIND」、後の3曲はヤンハマーの曲で「EARTH」「FULL MOON BOOGIE」「DARKNESS」となっている。そしてどの曲もスタジオ盤よりも緊張感の高い、そして生々しい演奏を聴く事が出来る。オープニングでの「FREEWAY JAM」でのヤンハマーのキーボードとの掛け合いは、まさに渋滞中の街中のようであり、「SHE’S A WOMAN」でのピッキングの生々しい演奏、「SCATTERBRAIN」ではジャジーでスローな長い前奏も聴ける。そしてあのメインテーマでのプラクティスのようなフィンガリング。「BLUE WIND」のイントロでの神々しさ。テーマに続いてのヤンハマーとのソロの応酬がり、しばしのドラムのカウント。そしてヤードバースの「TRAIN KEPT A ROLLIN」が挟まれて、また「BLUE WIND」のエンディングへ。ものすごく緊張度の高い演奏が展開される。
もう一つ付け加えておくなら、ヤンハマーの曲でのジェフ・ベックの演奏はヴォーカル曲でのカッコいいバッキングのカッティングや、ここでしか聴く事のできないギタープレイで、これがまたレベルの高い良い演奏なのだ。最後に出来るだけ大きな音で聞いてもらいたい。ライブの雰囲気やベックにギターの生々しいトーンがこのライブアルバムの最大の魅力だから。

