2009年2月17日火曜日

ジェフ・ベックの生ライブ!



ジェフ・ベック 「ライブ・ベック!」

2005年のジェフ・ベックの来日記念盤ということでリリースされた2003年9月10日、ニューヨークの「BBキング・ブルース・クラブ」でのライブ盤。メンバーはドラムスにテリー・ボジオ、キーボードにトニー・ハイマスでベースレスとくれば、アルバム「GUITAR SHOP」と同じ顔ぶれ。そして、このアルバムはライブアルバムを出す事に消極的なジェフ・ベックが、しかし21世紀はライブ活動をメインの音楽活動にしているジェフ・ベックライブ会場でのみ発売されていたCDだそうだ。その後にファンクラブ経由のネット販売が追加されて、日本版での一般発売になったというCD。演奏のほうはというと、1曲目の「ROYS TOYS」から「PSYCHO SAM」などで新境地のデジタル・ジェフ・ベックを楽しめるのはもちろん、「FREEWAY JAM」や「GOODBYE PORK PIE HAT」、「SCATTERBRAIN」などの古い曲をこのメンバーでどう演奏するのかなど、盛りだくさんな内容だ。特にドラムのテリー・ボジオのライブ演奏はさすが現役の世界NO.1ドラマーと呼ばれるだけの素晴らしい演奏で、あらためてドラマーによって曲の音楽性や緊張感がこれほどグレードアップするのかと感心してしまう。
 そしてこのライブ盤のもっともオイシイところは、一切のオーバーダビングがなされていないという事に尽きる。まったく編集や、音の加工なしで、当日のライブ会場のPAから観客が聴いていたそのままのサウンドが再現されている。そのため、ノイズ・歪みもあるとのことだが、そんなものは全然気にならない、どころか気づきもしない。それほどのライブ感なのだ。
なんでも「公式ブートレッグ」というスタイルでのライブで、まさにジェフ・ベックのギタリストとしての魅力がこれほど伝わるコンセプトもないのではないか。
 会場が200人も入れば満杯という、ライブハウスクラスでのライブだそうで、すぐ目の前で、ジェフ・ベックのマーシャルから直にその音が聞こえていたはずで、まさにロック・ギターのすべてがそこにはあったんだろうと想像すると、本当にうらやましいかぎりだ。

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