
レッド・ツェッペリン 「プレゼンス」
レッド・ツェッペリンの1976年のアルバム。私がレッド・ツェッペリンを知った時の最新アルバムは「フィジカル・グラフィティ」で2枚組みだったのと、知っている曲(シングルカットとか、ライブ映画の曲)がなかったので、買うのをためらっていたんだけど、このアルバムだ出たときの衝撃は凄かった。
やっぱり、当時の世界最強のロックバンドの風格が溢れていたアルバムだ。何より4人で作り出すサウンドとしては桁はずれの音の厚みがある。それは多重録音のせいだけでは決してない。
ジョン・ボーナムのドラムのヘヴィなだけでなく、結構タイトなリズムでもある。しかし、ジョン・ポール・ジョーンズのベースがこのアルバムでは、ドライブし、ヘビィな音を刻む。ボトムの音がソリッドでヘビィなのだ。ゆえにドラムの音はスネアも少し高めな感じなのかもしれない。
そして、ジミー・ペイジもギターの音も。よく聴けばレスポールの音だけでなく、シングルコイルのストラトかテレキャスターの音も混じっている。そのクランチな音が実にカッコイイ。
もちろんロバート・プラントの神の声もこの時期は、最高にエモーショナルでテクニカルだ。
まずオープニングの「ACHILLES LAST STAND」でぶっ飛ぶ。邦題が「アキレス最後の戦い」とされたこの曲はジミーペイジの求めた「ギター・オーケシュトレーション」の最終型だ。ギターの音の積み重ねられた上にエモーショナルなソロが一音一音ずつ積み重ねられる。
そして、「FOR YOUR LOVE」「ROYAL ORLEANS」とリフ主体のヘヴィロックが続き、ライブでも演奏される「NOBODY’S FAULT BUT MINE」はまさにZEPサウンドの極致。続く「CANDY STORE ROCK」はアルバム発表当時シングルカットされていたのでラジオでヘヴィローテーションされていた曲。ZEP流のロックンロールが聴かれる。
ラストの「TEA FOR ONE」は「SINCE I’VE BEEN LOVING YOU」を彷彿とさせるスローなブルースナンバーだ。しかし、この「TEA FOR ONE」のほうがシンプルに控えめでいて、それでいてよりエモーショナルだ。キーボードが使用されていないこのアルバムは、そのせいもあって、より「生のロック」を感じるアルバムだ。最後にライブで「ACHILLES LAST STAND」を演奏するLED ZEPPELINってホントにおそろしいバンドだと感じずにはいられない。
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