2009年7月26日日曜日

ディープパープルの、まさしくインロック!



ディープパープル 「イン・ロック」

ディープパープルの1970年のアルバム。黄金期と言われる第2期パープルのメンバーで作られたあるばむで、それまでの、中途半端なプログレアートロックから、完全なオリジナリティと言うよりは、後のハードロック、ヘヴィメタルの基になったアルバムである。
とにかくこのアルバムでのリッチー・ブラックモアのギタープレイは、これまでのもやもやを吹き飛ばすかのごとく、ハードでエッジーでメチャ弾き状態であるし、新加入のイアンギランのヴォーカルは金属的な高音を発し、ロジャーグローバーのベースもゴリゴリした後のロックベースの基になった音だ。
 1曲目のイントロはジョンロードのオルガンでアートロック風に始まるがが一転しての単純かつカッコイイ「SPEED KING」のリフに乗って歌うイアンギランの歌は正しく、「ロックヴォーカルのお手本」。
名曲「CHILD IN TIME」はイアンギランのその後のお気に入り曲となったが、静と動の対比が素晴らしい、ディープパープルを代表する名曲のひとつ。リッチーブラックモアのエモーショナルなプレイから、スピィーディーな3連シャッフルにのったキメのフレーズまで、まさに神ワザの世界。
そしてやっぱり、アルバムのジャケットがカッコイイ。イギリスのバンドがアメリカの岩に大統領の顔を彫刻している観光スポットをパロッて作ったこのアルバムは、それでも「ロック=ROCK」を作り出した意思と自信の表れのような気がした。ジャケ買いしてしまうアルバムの1枚だろう。